押さえておきたいメイクのポイント

美容部員の女性たちからは、メイクはファッションと連動させることが大事、という意見がよく聞こえてくる。では看護師がメイクをナース服と連動させるには、どういったことを心がければ良いのだろうか。
看護師は勤務中のマスク装着が義務付けられていることがほとんどであるため、目元部分に特化したメイクのポイントをマスターすることが重要だ。

まず、20代女性の間で目尻に向かうにしたがってアイラインを太めに引くメイク法がトレンドになっているが、ナース服を着ているときにこのメイク法を取り入れるとトゥーマッチになってしまうリスクがある。ナース服に対して清潔や清楚といったイメージを持っている人が多いため、強めにアイラインを効かせるメイクをしてしまうとイメージに合わなくなってしまう可能性が生じるのだ。
目元のパーツを表す用語として、まつ毛の内側にあるまぶたの粘膜部分をインサイドと呼んでいるが、ナース服を着ているときのアイラインは黒のリキッドを使ってインサイドを少し埋める程度で十分に清潔感を出すことができる。

また、アイシャドウに関しては少しずつカラーを変えてグラデーションにするメイク法が若いOLの間で主流になりつつある。しかし、このグラデーションメイクは病院という場の雰囲気にはあまり合わず、ちぐはぐな印象になってしまう可能性がある。
ナース服のイメージに合わせて清潔感を出すことを目的とするなら、アイシャドウはブラウンの単色塗りが推奨される。

ナース服は看護師特有のユニフォームであるだけに、むやみやたらとトレンドメイクを取り入れるのは良くない。患者に与える印象を考慮し、仕事のイメージに合ったメイクを意識する必要があるだろう。